マーケティングの現場では当たり前に使われる「4P」。
しかし、その4P設計が原因で「売れない」「届かない」状態になっているケースが意外と多いのです。
今回は、Product(製品)・Price(価格)・Place(流通)・Promotion(プロモーション)の4つの視点から、よくある失敗例と成功事例をわかりやすく解説します。
そもそも「4P」とは?
4Pとは、マーケティング戦略を立てるうえでの基本的なフレームワークです。
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Product(製品):どんな商品・サービスか?
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Price(価格):いくらで売るか?
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Place(流通):どこで・どう届けるか?
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Promotion(販促):どう伝えるか?
この4つを戦略的に組み合わせることで、商品は「売れる」ようになります。しかし、これを間違えると逆効果になることも。
ありがちな間違いと成功例まとめ
【Product(製品)】
失敗例:誰に向けた商品かわからない
高機能スマートウォッチに心拍、GPS、血圧測定…と機能満載。でも「誰にとって、どんな価値があるのか」が伝わらずスルーされてしまう。
成功例:ターゲットを絞ったシンプル商品
→ シニア層向けに「見やすい画面」「歩数計だけ」に絞った腕時計。
「使いやすい」「これならわかる」とニーズにピッタリで売上アップ。
【Price(価格)】
失敗例:安さで勝負して信頼を失う
整体サロンが価格を半額にしたところ、「安いから行ったけど、なんか不安」でリピートせず。信頼感もブランド力も低下。
成功例:価値に見合う価格設定
「肩こり専門・国家資格あり」の整体サロン。高価格でも「ここなら安心」と納得され、リピート率も向上。
【Place(流通)】
失敗例:ターゲットとチャネルがズレている
Z世代向けのファッションブランドが、地方百貨店に出店。来店客層と合わず、空振りに。
成功例:SNS+ECで顧客の手に届く導線
インスタグラムでファン化→ZOZOTOWNで即購入。ターゲットが“いる場所”に合わせた戦略で売上好調。
【Promotion(プロモーション)】
失敗例:特徴だけ強調して刺さらない
エステサロンが「最新機器!脂肪燃焼!」を強調しても、誰にどんな結果が出るかが不明で響かない。
成功例:悩み解決型メッセージ
「30代女性の下腹ぽっこりに、プロが徹底対応」
ターゲットと悩みが明確なメッセージで「私のことだ!」と反応率UP。
【4P全体がバラバラな失敗】
失敗例:高級ブランドなのに安っぽい販促
商品は高価格で高品質。でもLINE広告やチラシがチープで、イメージがちぐはぐに。
成功例:4Pすべてが一貫したブランド戦略
高価格オーガニックコスメの場合:
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商品:自然由来の高品質
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価格:高級路線
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流通:百貨店や専門店
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プロモ:ナチュラル志向インフルエンサー起用
→ 一貫性あるブランド体験でファンが定着。
成功するための4つのポイント
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顧客視点で設計する:自分本位ではなく、「誰のためか」を常に意識。
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一貫性のある4P戦略:バラバラではなく、全体で統一感を。
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ベネフィットを伝える:「何ができるか」より「どう変われるか」。
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ターゲットのいる場所に届ける:SNS?リアル店舗?YouTube?「そこにいる人」に届くチャネル設計。
まとめ表(失敗 vs 成功)
項目 | 失敗例 | 成功例 |
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Product | 高機能だけど伝わらない | ターゲットに刺さる機能だけ |
Price | 安すぎて不信感 | 高くても納得される価値訴求 |
Place | 販売場所がズレてる | 顧客が集まる場所を選ぶ |
Promotion | 特徴だけ強調 | 悩みと結果を伝える |
全体戦略 | メッセージがバラバラ | 4P全体で一貫性を持つ |